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金色の砂漠 ネタバレ注意のストーリーあらすじ

金色の砂漠はオリジナルものですので、ムラの前公演ケイレブハントと変わらず、ストーリーはどこにも出てていないでしょう。

 

公開されていらっしゃる方いたら、リンク貼って終了なんですが(笑

 

またこのサイト恒例の予習用ネタバレとしてストーリーをここに投下しておきます。

ただし、楽しみにされている方、観劇予定の方は本当に閲覧注意ですよ!

 

管理人はスカステは今以上に廃人になるので、やめていますが、

 

スカステ廃人養成期間中につき

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乞食期間と名高いスカステの無料放送期間なんと、10日!みなさんもお楽しみ中・・・というよりも既に加入されていらっしゃる方も多いでしょう。本日は閑話休題です。 管

投稿 2016/11/04

 

スカステなどではある程度ストーリーなど、放送されているのでしょうか?

その辺りよくわかりませんが、あらかじめ頭に入れてから観劇したい方はどうぞご覧ください。

 

 

まだ数回しか観劇していませんので、時系列での前後の違いなどあれば、気付いた時にどんどん修正していきます。 また、ご指摘などあれば宜しくお願いいたします。

 

今回のお話のあらすじはお話がよくまとまっており、パンフの21場の解説を観ると、細かいところを除いてほぼストーリーは掴めるようになっています。

 

ですので、基本的にパンフレットを観ると、観劇前に大体主要部分を掴めますのでご覧になることをオススメしますよ!

 

パンフからみる金色の砂漠

金色の砂漠

 

今回はうえくみ先生のお言葉の通り、

 

  • 『涙していただくためのものではない』
  • 『美しい非日常を感じていただきたい』

 

というプロットではあります。

 

”共感や同情の涙”とはまた違ったところで・・と書かれているために、わざと親近感のない遠い世界を設定しているものです。

 

そのため、自分で臨場感を作り出して感じ取れるかどうかは鍵となるかな、と思います。

今まで通り見たいならね。

 

ただね、期待してしまうんですよ。

うえくみ先生のお話は好きなので。

 

そして、みりおを『まれびと』と評して、その異能をみせたいと願うプロット。

だから、より深く観て感じ取りたいと思うのですわー。

 

脚本・演出家の意図を汲んで教科書的にみる前に、我関せずで感じることができる事を感じたい!好きに観るのがジャスティスなんですが、あまりに検討外れでもアレですからね(汗

 

ここら辺でちゃんと戻ります。

 

でも、結局言いたい放題なんですけどね 汗

 

 

金色の砂漠キャスト

 

これは公式ページのキャストをご覧ください。

まず、覚えて置かないと話がなかなか入ってこないと思います。

 

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/konjiki/cast.html#cast

 

ここから下は閲覧注意でお願いします。

 

あと、本当に詳細で長いので、くじけるかもしれません。

その点も閲覧注意です。

 

 

金色の砂漠ネタバレストーリーあらすじ

 

砂漠にさらされる二つの骸。

風で砂に埋もれていく。栄光を誇ったかつての王と王妃だったのだろうか。

 

古代のとある時代の砂漠の国、イスファンにて、バルバトを持って歌い出す奴隷の名はギィ。

 

砂漠に歩む人の群れを映す歌の情景が映る。

気が戻るとそこは、イスファンの宴の席で歌っている最中だった。

 

みりおギィはかのちゃんタルハーミネの特別な奴隷。

 

本日は異国からの客人をもてなすための宴だった。

 

武勇の名に高いイスファン王ちなつジャハンギールは、王子に恵まれず、子が3人の王女であった。

 

そのため、それぞれに求婚者を呼び、結婚させて、取りわけ、長女の第一王女タルハーミネには、北の強国、ガリア王国の王子カレーちゃんテオドロスと政略結婚させ、共に国を継がせようとしていた。

 

ギィの歌を褒めるテオドロス。

そして、歌の名を問うが、ギィは答えない。

 

奴隷は言葉を公の場で発する事を禁じられている、と登場したイスファン王妃ゆきちゃんアムダリヤが答える。

 

そこに、タルハーミネの輿がくる。

 

降りる時にはギィが土下座して背中に座布団乗せて、タルハーミネが降りる際の階段の代わりになる。

 

それを観たテオドロス『なんと野蛮な』

 

テオドロスは、タルハーミネに私の美しさとあなたの美しさはとても似合っている、という。

 

しかし、常にタルハーミネの側にいるギィに気が気じゃなく落ち着かない様子。

 

タルハーミネは、『奴隷は土や砂と同じ、気にすることない』と意に介さない。

 

それではと『出会いの記念にプレゼントとして、ギィが欲しい』とテオドロスが言う。

しかし、タルハーミネは『それは特別な奴隷だからできない』答え、タルハーミネはジャハンギール王の奴隷ルババにテオドロスに対して特別な奴隷の説明をさせる。

 

(王族の男の子が生まれると女の子の、女の子が生まれると男の子の赤ん坊の奴隷をつけて、一緒に育て、寝るときの番、身の回りのこと一切をさせる、いざという時は身代わりになる)

 

タルハーミネは、池に行って私達がお似合いか水面に映してみよう、とテオドロスに提案する。

 

輿にのる際にまた土下座して階段になるギィを避けてテオドロスは乗る。

タルハーミネの手を引いて真似してギィを踏まずに乗る。

 

周りは逆に『なんと野蛮な』という反応。

 

テオドロスの求婚と想いにギィは少し不満を抱いている事を見透かされ、タルハーミネに、不満のお仕置きとして土下座のままそこで一晩いるように命令される。

 

宴は終わり、奴隷たちも休憩。

 

弟のキキのジャーはギィに久しぶりに早いし、めしでも食おう!というが、ギィは拗ねて動かない。

 

この物語の語り部でもあるジャーは、メタ的に『今日はぼくたちの恋の話をしましょう、王妃のあの唄の事も』と観客に語る。

 

時は遡り、タルハーミネもギィもまだ幼い回想シーン。

 

家庭教師の組長ナルギスに算数を習っている。

2桁の掛け算を即答しろと迫るがタルハーミネは答えられない。

 

ナルギスは杖でギィを打つ。

 

また掛け算を出す。

タルハーミネは答えられない。

 

ギィを杖でうつ。

 

『なぜ、私が答えられないとギィを打つの!!!』

 

それは王族を害する事はできないからだとナルギスは答える。

 

また、出された掛け算に答えられないタルハーミネの代わりに、今度はギィが回答する。

 

それを気に食わないナルギスはまた杖で打とうとした瞬間、タルハーミネが飛びかかって抑え、ギィが杖を取り上げ捨てる。

 

そして、逃げる2人。

タルハーミネは『お母様に歌を習いに行きましょ!』と提案。

 

ギィは『あの女は悪い妃だ!』と、気の進まない様子。

どうやら、王妃アムダリヤのことがあまり好きではないらしい。

 

前王が死んだ時に自分も死なないで、カタキのお妃になったなんて、誇りがない!と。

 

一方、タルハーミネはそんなこと気にしてはいない。

 

私のおかあさまは私を産んですぐ死んでしまったもの。

あなたは、なぜ嫌うの?と、逆に慕っている。

 

タルハーミネはいつも塔の下を通る時に聞こえる唄を教えて欲しいと懇願するが、ジャハンギール王が塔に来たために退出する。

 

アムダリヤの奴隷じゅんこさんピピは、王妃が歌う金色の砂漠の唄は私がよく知っているから帰りに教えてあげる、と言ってくれる。

 

・・・・・・・

 

翌日、家庭教師ナルギスの元に行く時間だが、2人とも城におらず騒ぎになる。

 

実はその時、前日に金色の砂漠の歌を聞いた2人は砂漠にでており、タルハーミネは歌に出てくる ”金色の砂漠をみるまで帰らない!” と言い張ってギィを困らせる。

 

帰りたいなら一人でかえりなさい!というタルハーミネを殴って怪我をさせて大泣きしたところを強引に手を引いて城へ連れ帰ったギィ。

 

城に着いた時にケガをしていたタルハーミネを観て”王族を害したものは死刑だ”と大騒ぎになる。

 

ナルギスは生意気なギィを、『こいつがやったに違いない』と決めつけ、縛り首をらいらいの大臣マニューツェフに提案する。大臣も申し開きはあるか?と聴き、大人が迫り来る。

 

タルハーミネが焦り、ナルギスを指し『この人がやったの、算術ができないから私をぶった』と叫ぶ。ナルギスが代わりに捉えられてしまう。

 

タルハーミネの寝室で、ギィはタルハーミネを抱きしめ、助けてくれてありがとう、という。

 

しかし、タルハーミネは『あの人が嫌いだったからやっただけ』といい、ギィにも同じところに傷をつけ、『奴隷のお前なんかが私をぶったことをゆるさないから!』と泣く。

 

ギィは奴隷部屋で、ピピに手当てしてもらいながら、なぜ算術も自分の方ができるのに自分は奴隷であいつは王女なんだ!しかも謝りも感謝もしない、と扱いに納得がいかない。

 

あいつの世話をするのは嫌だ!とギィは訴える。

 

ピピは私たちは奴隷だから、砂や土と同じ。

かつてわたしも王妃にそう思ったことがあった、と言い、お前は誇り高い人間だ、と諭す。

 

女はだんだんと美しくなるものだから、と。

 

第二王女ビルマーヤ(幼少期は舞空瞳)が薬草を持って来てくれるが、王族が来てはいけないとピピが諭してジャーと帰らせる。

 

・・・・・・

 

そのまま回想シーンを抜け、べーちゃんビルマーヤと大人になったジャーに戻る。

 

ジャーはメタ的に、『似た者どうしの二人、いつしかぼくたちは恋をしました』と語る。

 

・・・・・・

 

そして舞台はタルハーミネの寝室に戻る。

タルハーミネはベッドに、ギィは下で寝ている。

 

もう寝たの?とタルハーミネはギィを起こす。

 

『寝てましたが、今起きました』(不機嫌)

 

今日、蓮の池で ”テオドロスが奴隷と一緒に寝るのは奇妙だと理解できない” と言ったと。

そして、”わたしのことが好きだ” と言ったと。

 

“奴隷が生まれてからずっと一緒なのだから、いない方が不自然だ” とタルハーミネは答えたという。

 

ギィの『あの方と結婚なさるのですか?』という質問には、お父様の決めたことには誰も逆らえないと答える。

 

 

中盤のあらすじ

 

異国の王子たちの歓待は続き、連日宴で忙しい、今日は王族の社交の狩りだと語り部のジャーは語る。

 

第三王女おとくりちゃんシャラデハは、天真爛漫で活発。

求婚者のるなちゃんソナイルを置き去りにして、走り回って狩りまくる。

奴隷のあきらプリーは、結婚とは忍耐ですー、といいながらそれを追って行く。

 

一方、第二王女べーちゃんビルマーヤは、求婚者のたそゴラーズと共に歩く。

ゴラーズは鳥好きで太った優しい性格で狩りは苦手。

 

矢を外して、いいところを見せられない、と落胆しながら、お付きの奴隷のジャーにもやってみませんか?と弓を渡す。

 

ジャーも矢を撃つが惜しくも外す。

 

こんなわたしで申し訳ない、とビルマーヤに伝えるが、優しいビルマーヤは『力だけが全てではない、わたしは実は、狩りは好きではない』と言う。

 

安堵したゴラーズは『喉が渇いた、自分で飲み物をとってくる』と席を外す。

 

ジャーは優しい方ですね、とビルマーヤに伝えるが、あなたも先ほどはゴラーズさんを立てて得意な弓をわざと外した優しさがある、と言う。

 

そして、ビルマーヤは、あの人だったらジャーを不遜に扱わないからと結婚すると言う。

 

なぜ、と聞くジャーに、『本当に好きな人と結ばれないなら、誰でも同じこと』と告げる。

 

ビルマーヤは相思相愛なのをわかっている上で、飲み物をもって来たゴラーズに、ビルマーヤは ”求婚をお受けします” と伝える。

 

一方、テオドロスはタルハーミネに膝枕をしてもらいながら、結婚したら奴隷は置かないで2人で一緒にいるものだと諭すが、やはりタルハーミネは意に介さない。

 

ジャハンギールによばれ、席をはずすテオドロス。

求婚したが、あなたの答えを聞いていない、とタルハーミネに釘を刺して去る。

 

ギィは、タルハーミネに『お願いがあります』 と申し出る。

 

結婚したら自分をとおざけるように、と。

 

テオドロスと同じで不思議なことを言うのね、と答えるタルハーミネ。

 

『その奴隷が主人に恋をしていたらどうするんですか!?』

 

とギィは意に決して言葉を発する。

 

タルハーミネはそれを、

 

『奴隷は土や砂と同じ、何を思うが構わない!しかし、その言葉をわたしに向け侮辱することは許さない!』

 

と震えて怒る。

 

『お前はずっとわたしの奴隷として側にいるのだ!』と叫ぶ。

 

そこにシャラデハが走ってやって来る。

 

『私たち、二人とも求婚をお受けしたので向こうで宴をするの、お姉さまは?』

 

ちょうど全員が揃ったことを見計らって、『皆の前で、先ほどのテオドロス様のお言葉にお答えします』と答えるタルハーミネ。

 

『わたしはテオドロス様を愛し、求婚を受け入れます』

 

と宣言、祝宴が始まる。

 

その結婚式前夜、ギィは婚礼の着付けを念のためにやっておかないか、とタルハーミネに提案し、タルハーミネもいいわと答える。

 

しかし、着替えるが、靴だけがない。

 

よく見るために炎を持って来なさい、とギィに言うが、月の方が明るい、こちらへ来てください、と窓際にタルハーミネを誘う。

 

ギィはふいに横に来たタルハーミネを抱きしめ口づけをする。

 

『これが土や砂と同じと思うなら、人を呼べばいい、そうすればわたしは殺される』

 

ベッドに導くギィにタルハーミネは嫌と言いかける。

 

『声を出して人を呼ぶがいい、本当に愛していないというなら』

 

 

・・・・・

 

『奴隷などと結びついてしまってわたしはもうお父様の王女として生きられない。

 

奴隷の妻として生きる!わたしを連れて逃げなさい!』

 

と叫ぶ。

 

ギィは愛おしく抱きしめ、二人で逃げよう、金色の砂漠を見せてやる、と夜明け前に逃げだそうと城門まで走る。

 

しかし、城門には待ち伏せの兵士が!

 

二人とも捕まる。

 

そこへ登場したのは・・なんと元家庭教師のナルギス。

 

『言ったでしょう、狂人の戯言ではなかったと』

 

奴隷として働いており、婚礼衣装の靴を入れ忘れたのでこっそり入れに行った時に、”奴隷の妻として生きる” という誓いを聞いたと皆に言いふらす。

 

昔、濡れ衣を着せられ、半死半生の目にあわされ奴隷となり、復讐の機会を狙っていたとナルギスは言うが、調子に乗りすぎたようだ。

 

下衆が! と王のジャハンギールに袈裟斬りに合う。

 

しかし、同時にジャハンギールは、タルハーミネに対し、王族の誇りを汚したと怒り、死刑を言い渡す。

 

そこへテオドロスが命乞いに出て、ジャハンギールをひとまず思いとどまらせる。

 

そして、テオドロスはタルハーミネに、

 

『あなたの誇りを回復する方法は一つだけある。それはあの奴隷を愛しておらず、あの奴隷がわたしを力づくで害したのだと言い死刑にすることだ』

 

と。

 

ジャハンギールはやはりタルハーミネを手討ちにしようとするが、なかなかタルハーミネは動こうとしない。

 

テオドロスは『まさか、あなたはあの奴隷のことを・・』といった直後、タルハーミネはジャハンギールを突き飛ばし、

 

『みな、聞け!』

 

『わたしはあのものなど愛したことなどない!あの奴隷は私を力づくで害した!よって死を賜る!殺せ!』

 

と叫ぶ。

 

ギィはテオドロスに、『罪を悟らせるため、己が罪を存分に悟らせよ』と罰系に処され、婚礼は滞りなく予定通り行うこととなった。

 

『タルハーミネ!!』と叫ぶギィ。

 

・・・・・

 

 

婚礼の日が過ぎても責め苦は続いていた。

地下牢でズタボロになり死ぬ寸前のギィに面会者が来る。

 

王妃のアムダリヤとその奴隷ピピだった。

 

なぜ罪人に合うのかと兵士は訝しがるが、『恨みを持ったまま死ねば、この城に禍根が残る、災いを為すので祈祷をする』とアムダリヤはいい、兵士に退出を命ずる。

 

中にはいったとたん、ピピが牢の抜け穴からジャーとプリーを呼び寄せ、身代わりの死体をもってこさせ、アムダリヤは気付け薬をギィに与え、ここから逃げろと促す。

 

ギィは

 

『なんの気まぐれだか知らんが、王妃に助けられるいわれはない、もはや生きて何になる』

 

と生きる理由をなくし、逃げようとはしない。

 

そこでアムダリヤはイスファンディヤールとギィの名前を吐露する。

 

ピピがそこで

 

『お前は前王バフラムとアムダリヤ様との間に生まれた2人の兄弟の一人で元はこの国の正当な後継者だ』

 

と重い口を開く。

 

ジャハンギールがバフラムを殺した時に、アムダリヤも後を追おうとした。

 

しかし、ジャハンギールに2人の兄弟の赤ん坊を生かしておきたくないか、と取引をもちかけられ,私の妃になれ!と迫られた事実が明かされる。

 

そうして、子を奴隷に落として助けた、と。

 

一人が、イスファンディヤール。

もう一人が、パードゥシャー、今の名をジャーとして。

 

苦悩の末にアムダリヤは子供を守ることを選んだ。

 

アムダリヤは

 

『子を守るために母のしたことを許してくれるか』

 

と問うが、イスファンディヤールは

 

『許すものか、なぜ誇りを守らなかった!』

 

と激昂する。

 

ピピは、どれだけこれまでに今まで苦悩をしてきたか、と王妃を思いやり、助けられた命を粗末にするな!と諭す。

 

アムダリヤはパードゥシャーに砂漠の門まで兄を送るように伝える。

そこでお前も一緒に行くか残るか、どちらか決めろ、と。

 

イスファンディヤールは、生きるさ、生きてこの国とタルハーミネに復讐してやる!と生きる意味を見出すのであった。

 

砂漠に逃げたイスファンディヤールとプリー。

パードゥシャーは、ジャーとして城に残ることを選択した。

 

じゅりあ姉さんの女盗賊ラクメと弟のマイティ ザール率いる盗賊の群れに2人は合うが、地下牢から抜け穴で逃げた、わずかな前王とゆかりのある者たちと判明する。

 

しかし、力で欲しいものは奪い取れとイスファンディヤールはラクメと剣で戦うことになる。

 

てんでかなわないイスファンディヤールだったが、お前の剣はあついねぇ、と気に入られ、ラクメが引き取る事になった。

 

一方、ジャーは城に戻ったところで、ビルマーヤに会う。

 

『婚礼の日から姿がみえないので、どこかへ言ってしまったのではないかと思った。

もしあなたが帰ってこないなら、死んでしまおうと思っていた』

 

と告げられる。

 

ジャーも、他の人のものになってしまうくらいなら、誇りのために一度はどこかへ行こうと思った、と。

 

『でも、あなたを置いて行く覚悟ができなかった。誇りを失くした哀れな男だ』

 

と声を絞り出す。

 

ビルマーヤは『私はあなたが生きているから、生きているのよ』

 

ジャーはもうこの話はやめよう、といい、

 

『最後に・・・言います』

 

『私はあなたを愛しています、いつまでもずっと』

 

2人は見つめ会う。運命を受け入れ生きていく決意を固める2人。

 

そして時は流れる・・・

 

 

クライマックスあらすじ

 

語り部のジャーが、『あれから7年経ち、兄さんの事を思いだすことは少なくなった。人もギィの死とプリーが失踪した事実は忘れさられた』 と語る。

 

ある日の王宮。

 

タルハーミネとテオドロスがジャハンギールの前で謁見している。

間には一人の子が産まれていた。

 

テオドロスが王に、砂漠の隊商達が賊を恐れ交易が滞っているため、それを一層するために兵を貸して欲しいと申し出る。

 

ジャハンギールは兵を動かすのは国と国との戦闘のみ、と一度は却下するが、その兵を養うには金と豊かさが必要だとタルハーミネに進言され、機嫌を直しこれを許可する。

 

2人はその場でキスをするが、テオドロスは、

 

『まるで氷のようだ、触れても心が温まることなどまるでない』

 

と評した。

 

一方、ラクメたち盗賊は、テオドロス達の率いる兵士の動きを受け、あちらこちらで仲間がやられている事に動揺するが、新たに棟梁となっていたイスファンディヤールはこの機を見逃さなかった。

 

『明日、イスファンの城へ攻め込みジャハンギールを討つ、ついて来る者は来い』

 

盗賊風情が国を取る、というスケールの違いに心を動かされる人数は少ない模様だったが、策はある、と言い放つ。

 

翌日、陽動で煙を立てて大量の賊がいるように見せ、城の守備隊をおびき出して手薄になった城を、イスファンディヤール率いる精鋭部隊で侵入に成功する。

 

イスファンディヤールはジャーとも再会するが、ジャーはゴラーズとピルマーヤを守るために戦う。

 

『こちらにつけ、お前を殺したくない!』

 

というイスファンディヤールにジャーは動じない。

 

なぜ一族の恨みを晴らさない?と問うイスファンディヤールに、今はもっと大事な守るべきものがあるから、と答え、斬り結ぶ。

 

お互い斬り傷を追い、ジャーに隙が出来たその時、イスファンディヤールが斬ろうとした瞬間、ゴラーズが飛び込んで、身代わりとなって斃れた。

 

『愚かな・・・奴隷など庇おうとするから』と、もはやイスファンディヤールは復讐しか見えていない。

 

結局、陽動作戦は成功、アムダリヤを連れて奮戦するジャハンギールも手負いとなる。

 

宮廷を抑えたイスファンディヤール。

 

劣勢を見たテオドロスは、一度祖国ガリアまで撤退し、再起を計ろうとタルハーミネに語るが、タルハーミネは拒否。

 

『一度も戦わず城を明け渡すなどありえない』

 

と言い放つ。

 

命より城が惜しいのか!とテオドロスは言うが、あなたにはわからないのね、と戦いの場へ降りて行く。

 

タルハーミネは賊に

 

『この国の王女が問う、そなたたちの望みは何か?』

 

と問う。

 

その答えに出てきたイスファンディヤールは

 

『望みは復讐だ!覚えているかお前のつけたこの傷を』

 

と答える。

 

イスファンディヤールを見たタルハーミネは、ギィが生きていた事を知り動揺を隠せない。

 

『王よ!私の望みはお前を殺し、それにとって変わる事。かつて父にしたように!』

 

そこへ手負いのジャハンギールが出てきて、イスファンディヤールと斬り結ぶ。

 

あの拷問からどうやって抜け出した?と聞きながら、そうか、王妃か、と自答するジャハンギール。

 

手負いのジャハンギールはイスファンディヤールに追い詰められ、

 

『あの時やはり生かしておくべきではなかった、本意に反してまで恋を優先して子どもたちを助けたのが唯一の失策か』

 

とつぶやき、直後、勇敢な王よさらば!とイスファンディヤールに首を掻き切られて息絶えた。

 

『仇は打ちましたぞ、母上』

 

と言うが、アムダリヤは動かない。

 

続いて、イスファンディヤールはテオドロスに向かって、

 

『新しい王よ、ここにとどまり我々と最後まで戦うか、ガリアに去るかを選べ』

 

と2択を突きつける。

 

王位を捨ててはいけない!とタルハーミネは懇願するが、テオドロスは一瞥もせず去る。

 

あなた・・・と崩れ落ちるタルハーミネ。

 

そこへイスファンディヤールはタルハーミネに、取引を持ちかける。

 

『お前を新しい妃とするかわりに王族は生かして追放するに留める』と。

 

シャラデハは『私たちは殺されてもいいから、そんな男のものにならないで!』と叫ぶ。

 

ジャーも『兄さんは、かあさんと同じ想いをその人にさせるのか!』と叫ぶ。

 

ここに復讐はなったのだ。

 

新王即位式の前日、ジャーがビルマーヤに、明日の夜明けにここを立つ準備ができている、と告げる。

 

ビルマーヤはありがとう、あなたはもう自由ね、というが、ジャーは一緒に砂漠に出る旨を告げる。

 

長く一緒にいすぎて二人の関係は昔と同じではない、変わってしまった、とジャーは語る。

 

ゴラーズさんを愛しているんでしょ?と。

それでも、僕はビルマーヤという妹を守るんだ。

 

一方、タルハーミネは申し出を結局受け入れた。

 

寝室で向かい会う二人。

 

生きていたのね、と言うタルハーミネに、あの時もそうやって震えていた、と返すイスファンディヤール。

 

二人は以前の愛を思い返し、お互いの支配欲求をぶつける苦しい愛でまた結ばれる。

 

・・・・・

 

即位式の直前、タルハーミネがいないとラクメが探しに行く。

 

また、母のアムダリヤにも出席してもらおうとプリーを呼びに行かせようとしたその時、ピピが来る。

 

アムダリヤ様は出席できない、と。

 

どうして?と問うプリーに、アムダリヤ様は亡くなられた、と。

 

塔から身を投げる様子を見ていたピピ。

でも、止めなかった、25年間もあの人の悩む様子と苦しい心の移り変わりを見てきたから、と。

 

『なぜ今死ぬ・・・仇を討ち、復讐を成し、子が王に戻り即位する、実に幸福な話ではないのか?』

 

と問うイスファンディヤール。

 

しかし、ピピはイスファンディヤールに、本当は気づいているんだろう?と逆に問う。

 

『愛していたのか・・・』

 

目を伏せるイスファンディヤール。

 

仇であるジャハンギールを時をかけて憎みながら、そして愛するようになっていたアムダリヤもまた、苦しんでいたのだ。

 

しかし、今度こそ誇りを守ったのであった。

 

そこへラクメが戻って来る。

 

『タルハーミネを砂漠への門で見た人間がいる』

 

あとを追って駆け出すイスファンディヤール。

 

プリーの制止も聞かずに砂漠へ走りだす。

 

・・・・・・

 

・・・・・・

 

 

何日も砂漠を歩いて奇跡的にタルハーミネを見つけ出したイスファンディヤール。

すでにお互い力尽きる寸前であった。

 

連れて帰るというイスファンディヤール。

 

しかし、お互い瀕死で倒れる。

タルハーミネは、

 

 

『お前を愛しているわー!!』

 

と叫ぶ。

 

『もう何日も歩いたわ、なんでここがわかったの?』

 

と聞くタルハーミネ。

 

それでも、連れて帰る、と言うイスファンディヤールに,

 

無理よ、もうここがどこかもわからない、とタルハーミネ。

 

 

ようやく素直になれたタルハーミネ。

奴隷だったギィを愛すると言う事が許せず、気づいたら砂漠へ出ていた、と話す。

 

『全てを手に入れたのに、お前はなんできてしまったの?』

 

と語るが、ギィは昔もこうして2人で金色の砂漠を探しに砂漠へ来た、と、あの時の昔話を語る。

 

もう2人きりだ、と話し、ようやく素直に慣れた2人。

 

金色の砂が舞う金色の砂漠、俺たちはもう、ここにいるじゃないか、とイスファンディヤール。

 

『ここにお前とこれてよかった・・・夢が叶った・・・』

 

と言い残し、タルハーミネは言切れた。

 

それを看取ったイスファンディヤールも安堵し、ここが金色の砂漠か・・とタルハーミネの上で息耐えた。

 

 

エピローグ

 

残されたみんな。

 

そして、ビルマーヤと共に、砂漠へ出て言ったジャー。

みんなを残してどこにいってしまったんだ、兄さん、とジャーは叫ぶ。

 

探していたあの唄の砂漠はみつかったかい?

金色の砂漠は見つかったかい、タルハーミネ様!

 

叫ぶ声も砂にかき消され、赦しの男女が歌う中、イスファンディヤールとタルハーミネの魂は金色の砂漠の唄の通りに、呼び起こされる。

 

素直になった2人は金色の中で、共に仲良く天に召されて行くのだった。

 

Fin