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金色の砂漠 管理人 vs 奥様の感想 結構違うもんだなぁ・・

金色の砂漠・雪華抄の花組公演を昨日おくさまと一緒に見にいってですね、帰りながらと、帰った後話していて、大分感想が異なることに驚きました。

 

ま、あたり前と言えばあたり前なんですけどね。

 

人ごとに感想が違うのは当然なんですが、やっぱり男目線と女目線の差という事と、ご贔屓さんの違いの目線という事を如実に感じました。

 

個人的には後半に公演の席が埋まってくるのを予想してますが、その辺り、ちょっとなるほどと感じた部分もあったので、色々な角度からの感想という事で参考になればと。

 

はい、いってみましょ。

 

雪華抄は凄く良かった

 

お互いこの公演は『和物のショーがネックだよね』と話していたのが、逆に公演の強みになっていると共通した意見。

 

昔からのファンの人は『和物も意外と観るといいのよ、毛嫌いせずに観るといいわ』と勧めてくださっていたので、まぁ、きっとなんとかなるだろうとは思っていたんだけどね。

 

管理人個人的には豪華絢爛で、飽きさせる場面もなく、本当にすぐおわっちゃった、という感覚になるから、凄く良かったよ、と話してたんだけどさ。

 

やっぱりそれは同意で、凄く良かったと。

 

ただ、扇を持って舞う部分などで少しのズレが凄く目立つという事を指摘してた。

揃うと綺麗だから、まだまだ上手くなった時に綺麗になっていくよね!

 

というポテンシャルを引き出せる期待。

 

後、銀橋に出てくるメンツ含めて、簡素な仕草と優雅さを観ても、ダンスのうまさというか体の使い方のうまさの違いが如実にわかると言ってた。

 

管理人は花エリザの時のDVD見ててあの頃からキキが一番ダンスうまいなぁと思ってたんだけど、やはりキキの舞は美しいと。

 

かのちゃんは3人でトリデンテで舞ってても一人だけ溜めのタイミングすら違う、話にならんとかめっちゃ怖い事言ってた。

 

後、雪ご贔屓から言って、やはりカゲソロ・影デュエットのうまさの違いはレベルが違うと(笑 下級生でもこんなうまいのか・・とその違いにガクッとくる感じ。

 

和物もいいね!これはいいんだ。

 

 

金色の砂漠 さて、本当に共感できるのか?

 

うちの奥様はちぎみゆLOVEの雪組担でとにかくちぎみゆに煩いタイプ。あの仲の良さとラブラブさがいいと。でも、全方位観劇型。

 

一応管理人はそれよりも属性の無い全方位観劇型で、生で観れる事と感じる事重視でいいところを見つけてほっこりして行こうというタイプ。

 

後、しいて言えば、涙もろいのと打たれ弱いので、演目としては恋愛ものは実は苦手なんですわね。HAHAHA

 

まぁ、そんなタイプの違いはあるんですけどね。

 

金色の砂漠。

 

これは、ラストにしてみりかのの代表作といっても過言では無いと自信もって言ってたんだけど、見た感想でどう?と聞いたら奥様から帰って来た答えは・・・

 

『手放しで喜べるほど、オススメできるか?これ』

 

という超辛口の感想。

 

えっ、マジですか(驚

でも、話しているうちに、視点の違いが明らかになってきたのでなるほどと思った。

 

たぶんね、没入して共感して浸って満足する女性のタイプには難しいのかもしれない、とその傾向を感じた。

 

『ストーリーのうまさと流れは、凄くいいでしょ?』

 

『あ、うん、それはそう思う上手。でも・・・』

 

 

プライドが邪魔をするという点に共感できない・もちにくい

 

タルハーミネの無邪気さ、純粋さと、その立場での性格上持ちうるプライド。

これが、物語の構成要素の重要部分。

 

ただ、やっぱりそのプライドの高さの感覚が、そういった身分にも親近感がなく没入できないし、そこに共感を持てないから、なりきってどうと思える余地がないということなんだ。

 

まぁ、王族の身分の日本人なんて、管理人の知人がアラブの石油王の第N王妃になってしまったくらいの状態くらいしか思い浮かばない(本当 でも、それももはや日本人じゃないし、多分。国籍かわるよね?多分。

 

『だってさ、最後、砂漠にでてく?普通??』

 

あ、やっぱりそこですか。

それは管理人も引っかかったわ、一番最初。

 

それはね、色々と慮る所がね・・・

でも、それだけ素直になれなかったから、最後、魂レベルで一緒になれたんだよ。

 

『みりおさんは儚く死んでいくのがお家芸だけどさ』

 

うん、おくさま、一応みりおファンでもあって、春の雪大好きだもんね。

 

『かのちゃんも今回死ぬけどさ』

 

うんうん、

 

『だってあれ、よく考えなくても、

 

自業自得じゃん!!』

 

 

( ゚д゚)ポカーン

 

で、その後吹いた。

すげぇ、リアリスト。正論ボンバーでちゃぶ台ひっくり返したよ。

 

 

抗えない部分がない

 

うえくみ先生の作品が泣ける要素。

 

それは、

 

  • どうしてこうなった?
  • それでも結ばれない二人

 

という状況と運命の切なさに浸れる事なんじゃないかなぁ。

管理人はうまい言葉というか端的に表現できない部分があるんだけど。

 

多分、大人で、かつ人間だから持ちうる要素。

 

『え、え、でもうるっと来ない?』

 

『みりおさんとかのちゃんにはこない・・けど、キキとベーちゃんには来る。むしろそっちの方がいい』

 

え、そっちか。そっちなのか。

 

『あのさ、抗えない運命に人は涙するものなんだよ』

 

( ゚д゚)ポカーン 納得。

 

なるほどね。くくったね、随分。

 

みりかのは激情×激情タイプとしての設定と結末があるから、主人公の適正も含めてこういう形にせざるを得なかったのか、うえくみ先生がしたかったのか、だと思うんだけどさ。

 

キキとべーちゃんは、その対比として穏やか×穏やかの組み合わせ。

 

まぁ、ある意味うえくみ先生はその受け皿としてもってきたと思うんだ。

だから、うえくみせんせが上手かったと言えるところでもあるんだけど・・・

 

全てを穏やかに受け入れつつも、奴隷と王女の違いゆえに決して結ばれる事のない、抗えない運命。

 

それでも、ビルマーヤを妹のように思い無償の愛の対象に変えて、昇華させざるを得ない恋を思って涙する。

 

むしろ、共感して浸れるのはそっちの方だと。

 

だってだって、みりお主人公なんだもん、しかたないじゃん。

儚く死ぬの前提で、どうすれば良かったのよじゃあ・・・

 

 

お互いない頭を絞って考える

 

いや、むしろこれ、うちらなぜ考えるのか不思議なんだけど。

 

『でもさ、最後二人が素直になって一緒になって階段登ってくの、良くなかった?』

 

『いや、あれ死んだ後だし(半笑』

 

( ゚д゚)アッ、ハイ

 

『うーん・・思ったんだけどさぁ、春の雪でいうと序盤のラブラブのシーンが足らないんだと思うわ』

 

あ、なるほどね。

 

多分、初めて素直になれたシーンが最初で最後だというと、物語のカタルシスはあっても、ようやく!と一度盛り上がる部分が無いんだな。

 

これは構成上の話になるけど、物語ってウケる構成が必ずあってさ、ハリウッドなんかでもストーリーテリングの技術ってそれだけ全部に使われているくらいなんだよね。

 

必ず一度落ちてからそこから這い上がる、その軌跡に共感を覚える。簡単に言えばそのテンプレはギリシャ神話なんだけどね。

 

トラジェディアラベスクの名の通り、復讐の連鎖・繰り返し、という点で奴隷から復活して王になるところで物語自体は回収できている上手さはある。

 

そこに管理人はおお!と感じたんだな。

 

ただ、それが恋愛には適用されていないことにご不満を覚える女性がいると。

最初でラブラブしている状況があるからこそ、一度落ちて、最後復活した愛に

 

”よかったね!(T T)”

 

となるもんだけど、それの最初の場面がないから片手落ちになっているということか。

でも、それやったら物語にならんしなぁ・・・

 

管理人はどうすれば良かったと思うか?

 

『あのさぁ・・そうしたら、これ、激情型にしたときに、構成としてかのちゃんがあってないんじゃ・・おそらく、かのちゃんの役幅の限界なんじゃない?』

 

『うーん・・そうかなぁ』

 

『だってさぁ、かのちゃんをゆうみちゃんに変えたら、しっくり来るでしょ?』

 

『なんだかそんな気がしてきた』

 

憑依系芝居じゃないと没入するには厳しいということなのか。

 

管理人、個人的には、かのちゃん、凄くあってたと思うんだけどなぁ。

プライドの高い純真な役。

 

おそらく、なんだけど、この一言に集約される。

 

『多分、手放しでコンサバよろこべるのは、私がちぎみゆラブラブみれて良かった!といってるようなもんよ』

 

おそらく、生粋のみりかの好きなら補正が入るから大満足なんだろう、と。

物語は忌憚なく良いし、まぁ、ご贔屓なら確実に満足!ということだね。

 

言えなかったけど、おくさまはただ、かのちゃんが好きではないだけなのでは・・と 汗

ゆうみちゃん以外の96、基本好きでは無いしね。

 

 

金色の砂漠全体的に男目線優位なんだと感じた

 

みりおのお家芸はやはり

 

厨二病をこじらせること

 

そして、儚く死ぬこと。

 

なので、その厨二的な要素を経験している黒歴史のある男子には絶対に共感する部分、かつての自分を観ているような感覚があるから、没入できると思うんだ。

 

恋愛系にはそれでも没入できないんだけど(汗

 

男目線だったんだねぇ、冷静に考えると。

 

『18年前、なんで死ななかった。

あなたとあなたの息子の誇りを守らなかった!』

 

と牢屋で母親であるアムダリヤに言っているシーンとかさ、汚れて無い分、まっすぐで潔癖な愛と理想がある訳ですよ。

 

そんなのに共感したりとか、その反面、いや、母がわざわざそうせざるを得なかったのは、今偉そうに言っているお前のためだったんだよ!とか突っ込みたくなる部分とかね。

 

なんかある意味懐かしい熱さというかさ。

 

多分、管理人も今子供がいるからこそ、なんだかその複雑な部分と、純粋さゆえに精神的に闇落ちする部分があって赦しにはまだできない事など、おっさんになって観るからわかる省みる部分とかもあってね。

 

まぁ、なんというか、男は精神的に成熟するのはだいぶ女性より後だからさ。

 

だから、最後のかのちゃんと砂漠で死ぬシーンで、

 

『お前はなんで来てしまったの?』

 

と呟いた時に、全てを手に入れてなんかない、お前と一緒にいることが俺の全てだったんだ!とみりおの心情を汲み取れてグッと来る訳ですよ。

 

だから、復讐こそ我が恋!だったんですよ。

 

ただし、男心に。

 

これ、だから男ごごろに順々に引っかかる場面が今にして考えると多いので、男目線でウエクミせんせは書いてらっしゃるのかなぁ、と感じるんだわ。

 

女性でこれだけ男目線で書けるのは凄いね。

 

とはいっても、ウエクミせんせはめっちゃインテリだからなぁ・・・結局、臨場感を考えた時に、うえくみせんせの文学に対する素養が突き抜けてて、対象としている世界の臨場感に管理人は達せなくて、その世界についていけてないのかも。

 

もうちょっと臨場感の出しやすいプロットがあったのかなぁ・・と考えると、そこはすでに沼なのでやめときますわ(笑

 

  • 生粋のみりかのファンにはオススメできる!
  • みりおファン、大抵の女性にも綺麗だからもう一度観たい!と思うくらいには満足できるのでオススメできる!
  • ひょっとしたら桜華に続き男性ファンにこそオススメ

 

というように修正させていただきますm(_ _)m

 

うん、知人の生粋花組・みりおファンに観てもらって、その感想を参考にしようと。

 

あと、最後おくさまが申しておりましたのは、

 

『あのみりおさんの替え玉の死体の役の子おいしいよね』

 

将来有名になったとき、”自分昔、死体の役やってたんすよ”って言えるじゃん!と言っておりました。

 

そういうとこ、すごい大阪人の発想だなぁ・・と。

関東にはおいしいという発想があまりないよね・・ほんと。