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闇が広がる エリザベート 個人ベストランキング

エリザベートは本当に演目として、単独で演目ファンがつくほど人気ですよね。

輸入したイケコ先生すごい!

 

本場はwikiに書いてある通りエリーザベトだけどね。

 

歌曲も良いエリザベート

エリザベート

 

真ん中のおばあさんがゾフィー、その左のお母さんがエリザベートで、あかちゃんがルドルフです。フランツヨーゼフは一番左。真ん中の女の子はルドルフの姉のギーゼラちゃんです。

 

ちなみに最初のおねぇさんで劇中にゾフィーと名付けられてゾフィーに取られた初孫は、2歳で腸チフスで夭折してます。

 

夢を壊すリアルな写真です(爆 闇が広がる。うん。

 

さておき、エリザベートはその歌曲のナンバーもミュージカル・歌劇を引き立てる要素のひとつとして、良さが光るというのも人気の秘訣ですよね。

 

宝塚では、かなめさん主演のLOST ANGELでも、その楽曲だけメロディーを叩きで使い、様子を見て好評を博した事で本輸入が決まった・・というのが元ですが、すごいな中華。

LOST ANGELそのまま2時間超上げてるやついるし・・・著作権とは一体・・うごごご・・

 

それで商業的にも成功しそうな事がわかり、許可を得て、本輸入になったエリザベート。

 

歌曲の中でも、特に有名なのは

 

  • 愛と死の輪舞曲
  • 私だけに
  • 最後のダンス
  • 私が踊る時
  • 闇が広がる

 

なのではないでしょうか?

 

いや、最後の盛り上がる最終弁論とかも好きですし、ルキーニの魅せるキッチュとかも好きですよ?

っていうか全部好きですけどね。

 

そんな中でも、管理人は個人的に根暗なので、死の帝王(というか死そのもの)のトートがルドルフの欲望と思惑に乗じて闇落ちを扇動する、”闇が広がる” は大好物です。

 

盛り上がりとハモりが特に。

 

ルドルフの人間的な優しさと弱さ、秘めた権威欲、それらをトートが乗じて心の声として扇動していくさま、心を揺さぶるダークさと、弱さ故の蛮勇でルドルフがサイコロ勝手に投げさせられてルビコン川を渡ってしまう様子をとても上手く表していると感じます。

 

 

闇が広がる 管理人の個人的ランキング

 

エリザベートはやはりミュージカル・歌劇ですし、お気に入りのいい曲ほど、歌の上手い人・声質の好きな人、好きなジェンヌさんに歌って欲しいと思うのは自然でしょう。

 

管理人が新旧エリザベートを見比べてきた挙げ句、最も好きな闇が広がるは誰のバージョンか・・という事について今日は触れたいと思います。

 

ええ、もちろんチラ裏です。

 

当然、闇が広がるはトートとルドルフの2人で歌いますから、歌のバランスと声のマッチ具合など、単独の歌の巧さだけではなくパランスも大いに関係があります。

 

また、歌だけではなく、お芝居ですから、トートの扇動っぷりやルドルフの動揺っぷりがお芝居で如実に見える方が管理人の評価は高くなります。

 

もちろん、人の好き好きですから、文句なしで!

 

あっ、宝塚歌劇公式で、ちゃんと歴代配役表も出て2016年版まで更新されていますから、見比べたい人はこの表を元に全パターン見てみてください!

 

エリザベート宝塚上演記録

 

さて、いきなり3位から行きます。

 

 

3位 一路真輝 × 香寿たつき

 

初演エリザベート宝塚バージョンです。

東京では和央ようかさんでしたね。

まぁ何がすごいかってまんじゅう屋のお花さんがこの頃からいること

 

ルドルフは路線候補の人がやる役ですから、その後トップに立った時に聞き比べると、あぁ・・上手くなったなぁ・・とか

 

かわらねぇなぁ・・おいとか

 

良く分かっていいですよね!

 

まだ、そこまで歌曲としての雰囲気が確立されてない中で、一路さんの卓越した歌でトートがルドルフを扇動します。

 

ある意味型が海外にしかない中で日本語翻訳された曲を歌うプレッシャーを見事にこなされていました。

 

伸びのある声で堂々と歌い上げる姿と、香寿さんの声、トートにひきづられるルドルフの様子がマッチして、これでエリザベートの評価が上がったのは間違いないでしょう。

 

今聴いても、とても良い発見があります。

 

 

2位 姿月あさと × 朝海ひかる

 

ルドルフを演じたのは、ムラではコムこと朝海さん、東京ではじゅりぴょんこと樹里咲穂さんでした。

 

もう、これは正直声質はそこまでマッチしているとは思えないんですが、ひとえに、ずんこさんの迫力あるトートの歌声に尽きます。

 

「王座にぃ〜、座るんだァ〜!!!」「王座〜!!」

 

の所は、ここ最近のエリザしかご覧になってない方はゾクっとするくらいの迫力です。

 

エネルギッシュで、歌としてギリギリのライン、シャウトでもなく外す訳でもなく、ナチュラルにすごい。

これを最初に見たときに闇が広がるの歌の良さに気づくと同時に管理人はドギモを抜かれました。

 

もちろん、歌の巧さも非常に素晴らしく何も言うことはありませんし、朝海さんのルドルフの子羊感が逆に際立つようになって、引立ってよかったというメリットもありました。

 

 

1位 春野寿美礼 × 彩吹真央

 

管理人の1位は、今後不動なのかもしれません。

ぜひこれを覆す局面に立ち会いたいと思っています。

 

未だに、このおさゆみコンビの”闇が広がる”を超えるエリザの闇が広がるは聞いたことがありません。

 

まず、歌唱力のベースが二人とも抜けていること。

 

トートだけ、ルドルフだけ・・というのは少ないんですが・・どちらかが歌うまと呼ばれる場面はあります。

また、ジェンヌさん自体のキャラとして嵌っている役のときはあります。

 

しかし、2人揃って歌唱力があり、声量と声質のバランスも良く、かつ演技も魅せられるとなると、この組み合わせが管理人にとっては抜けて見えるのです。

 

ある意味、歌にエネルギーを振りつつも全体を見回す余力さえ感じるトートと、揺れる子羊の心のようにさまようルドルフ。

 

トートに捕まえられて「キャッ」とかいっちゃうトコとか、ルドルフの優しさ故の小心さが良く出ていてお芝居も上手です。

 

トートにひきづられながらもゆみこさんの声がブレることもなく、顔芸もしながらルドルフを演じつつメインの旋律を歌うところもさすがです。

 

唯一欠点をあげるとルドルフにフレッシュさがない事くらいです。

 

そしておささんの

 

「王座にぃ〜、座るんだァ〜!!!」「王座〜!!」

 

の場面も、あれだけ歌えると、凄まなくても正攻法でこれほどまでに惹きつけることが出来るのかという事や、魅せ方も人によってこれだけ違うのか!と勉強になりました。

 

あれだけルドルフも歌えるから、最後にガッツポーズをして、「ワイはやったるで」というのが活きるんです。もうね、それだけで、先行きがわかるというか、悲愴感が漂ってくるんで。

 

これは最初に聞いてからずっとリピートしてますし、一度聞くと必ず何度かリピートをして聞き込みたくなる位素晴らしい”闇が広がる”なんです。

 

闇が広がる 管理人の個人的ランキングまとめ

 

赤ちゃんが大きくなった生ルドルフです。誰得?

 

エリザベート

闇が広がるの場面で描かれている通り、これまでは、ルドルフは政治的な失意(と失恋)などで自殺をしたと言われており、宝塚エリザベートでも、そのように描かれています。

 

ルドルフはトートに扇動されたあげく政府転覆側につき、そのデモが鎮圧された場に居合わせて、父親である皇帝フランツに見つかり、

 

フランツ「王位継承を考え直さねばならん」

 

ガーン・・・・ママン助けて!

 

シシィ「いい大人が何言ってんの、自分でなんとかせいや」

 

・・・・

 

このハプスブルクンフンフンッハアアアアアアアアアアァン! アゥッアゥオゥウアアアアアアアアアアアアアアーゥアン! コノハプスァゥァゥ……アー! 世の中を……ウッ……ガエダイ!

 

・・・・

 

と、自殺をしたとなっていますが、今まで言われていた原因は実は情死

 

耽美的な日本の文豪にもよくありそうな感じです。

 

さらに、最近の調べだとどうやら、

 

ルドルフは口封じの為に謀殺された

 

という説が強く囁かれています。

(皇統者による告白)

 

簡単にバレるペンネームで、新聞で積極的にパパンを批判してりゃ、そりゃー厄介がられますがな。

 

そもそもカトリックの場合、自殺は大罪にあたるため葬儀の許可が下りないですからね。

宝塚のシーンは葬儀ナシなのかどうか・・(実際は葬儀が認められているらしいので)

 

この辺り世界史に興味があると、プロイセンのビスマルクと絡みがあったりだとか、面白いんですけどねー。

 

リアルは結構しんどいものです。

 

ああ、全然まとめてないや。

 

それはさておき、もちろん、立ち見が続出した、みりおルドルフも儚くていいと思いますし、水トートも巻き舌ヘビのような狡猾さが出ていて怖さと迫力があります。

 

どれもいいですけどね、本当に。

オラついてる漆黒の現まなトートもかっこ良くて好きですし。

 

ヴィジュアル的に彩輝トート・大空ルドルフもよかったですし、みりおの色違いのような白いトートも素敵でした。白馬にのったような死神のキラキラさと儚さ。

 

闇が広がるだけでも、ちょっと触れただけでエリザベートはこれだけ話したくなっちゃいますもんね。現在東京で観劇されている方は、さぞかし興奮冷めやらぬ・・といったところでしょう。

 

生で見ると、それはまた素晴らしいですもんね。いいなぁ・・

千秋楽ももうすぐ!ますます宙組も磨きがかかっている事でしょう。

 

なんだかランキングをつけると懐古厨みたいになってしまっていますが、常に今には今の魅力がもちろんあります。

だって先人たちの舞台を見てたり、アドバイスを受けてさらに良くなっていくはずだから。

 

今回のエリザも素晴らしかったですし(ムラでしか見れてませんが)次もまた期待をしてしまいます。次の再演は、一体誰の時なんだろう・・