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最後のロシア大公女マーリヤ 革命下のロマノフ王家

最後のロシア大公女マーリヤを読んでみました。

夏休みの読書感想文レベルですので悪しからず。

パンフで上くみせんせが”昔、手に取ったことがある”と表していた本。

 

こちらでは、

 

神々の土地 クラシカルビジュー 感想

神々の土地 クラシカルビジュー 感想

神々の土地クラシカルビジューMy初日の感想を。初日は当日券に振られましたが、翌日はなんとかチケットをゲット。おけぴで譲ってもらったんだけどさ。譲り主は品の良いお

投稿 2017/08/20

 

この本、プレミアとか言っちゃったけど、よくよく調べて見ると、いや、なんだか文庫じゃなきゃ普通に在庫普通の値段で出てたねー。

 

実は、管理人はですね・・・一応フォトリーディングってものを10年前に学んでて、実際に一応読書はそれなりに継続してきている人間なのです。

 

本当にそんなんで速読できるの?

・・・・という人も多いけど、思ったより出来るもんだよ。

(ちなみにおくさまも既学習者)

 

そして、やれば慣れるよ。

1日6冊とかを1ヶ月毎日ぶっ通しで読み続けたこととかもあるし余裕です。

 

・・・というのは、おそらくなんだけど、知らない人が言っている”速読”のイメージと違うからなんだけどね。

 

仕組みを端的に言うと、本の内容を潜在意識内に一度全部ダウンロードして自分が知りたい情報を顕在意識にひっぱり上げる。

 

そんな方法なんだけど、

 

まぁ、

 

「嘘でしょ!?」

 

と思う人の方が普通だと思います(笑)

 

で、

 

別に自慢でも意識高い系でもなく、何が言いたいかと言うと、ビジネス書だったら1冊5分〜10分くらいで読める管理人が、この最後のロシア大公女マーリヤ革命下のロマノフ王家を読むのに、半日かかった・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

という事実。。。。

 

自分が知りたい情報・興味、モチベーション。
こういったことに速読は結構左右されるの。

 

ほら、潜在意識なんでね。

 

渇望してれば、乾いた大地のように水が染みこむのが早い的なものなのでさ。
うん、仕事として、ちゃんとやるなら15分くらいで読みますわ。

 

でも、ほら、趣味で興味の無いジャンルだとそこまでね・・^^;

 

ともかく、ジャンル的にこういうの苦手なんだよ!

ドラマとかラノベとか文学とか(あっ)そういうの基本は大っ嫌いなの、管理人。

 

自分のキャパを広げるチャレンジの一環ですわ。

で、肝心の感想。

 

 

最後のロシア大公女マーリヤの感想

 

やっぱりつまんない。(´・ω・)

貴族の目線、しかもロマノフから観た、ロシア革命直前の日記。

当時の状況を知るための内容として本当に貴重だと思う。

ちなみにマーリヤ皇女は血族的に観るとこの位置。

 

最後のロシア大公女マーリヤ

 

当時のロマノフにはイリナ、オリガ、ニコライは名前としてたくさんいる印象。

 

本の主人公マーリヤ皇女のパパのパーヴェルはツァーリであるアレクサンドル2世の子。

パパのお兄さんはモスクワ総督。

その総督であるセルゲイが血の日曜日事件の約1ヶ月後にボンバーマンされたセルゲイさんですわ。

 

ちなみにニコライ1世の父親はパーヴェル1世(暗殺された)でマーリヤのパパと同じ名前。

あ。ポンバーマンって知ってます?

セルゲイ大公

 

はい、The★不謹慎

 

なのでセルゲイ大公はマーリヤの叔父さんよね。

ドミトリーは主人公マーリヤの弟。

実際にラスプーチン暗殺で戦場送りになる
神々の土地のドミトリーの史実そのまんま。

 

ちなみに、ユスポフがラスプーチン暗殺に関わるのもそのまんま史実。

 

そして、最後のロマノフ、ニコライ2世はマーリヤとドミトリーの従兄弟にあたる。
うん、完全にロマノフ一族です。

 

まぁ、実は、ユスポフもロマノフの一員なんだよね。

先の血統図観ると右下にいるからさ。

 

神々の土地はそれを元にポジションを微妙にずらしたりして出来ている事が分かる。

 

マーリヤのママはギリシア国王の娘。

なので、マーリヤのじいじはギリシア国王ですよ。

 

でもママはドミトリーを産んで亡くなられたので、パパは再婚してしまう。

 

そのためにセルゲイの奥さん、神々の土地だとイリナ(うらら)の位置にいるエリザベート叔母さんとマーリヤたち兄弟は一緒に暮らすという所から幼年期スタート。

 

物心ついて年頃になるまではそんな感じでのロシアでの宮廷生活、自身の引っ越しやパパと離されてエラ叔母とあまり仲の良くなかった「辛い様子」

 

ドミトリーが心の支えであり若干のブラコン入ってるんじゃないの?的な感じの様子が綴られている。

 

教育係と叔母さんが方針巡って対立とか正直どうでもいいwww

 

大分金銭的には余裕のある位置に居るので、辛いとか言っても、日々の暮らしの描写や如何に生活に苦労したか?という所は勿論本中に一切ない・・と言って良い。

 

宮廷生活で、豊かを豊かと思っていない感じ。

 

まぁ、半分くらいはかつてのロシア全盛期に築かれた物な訳だけどさ。

 

  • どこそこに移動した
  • どこそこの宮殿が住まいとなった

 

とか、もはや場所がたくさんすぎてわからんちん。

 

かろうじて金銭的な話で苦労したと言うのが出たのは、結婚後、いよいよ革命が近くなってから。

 

結婚したときの結婚契約でスウェーデンの内気な皇子と結婚したものの、生活資金は新婦が出すという話であったらしい。

それでもって、ちょっと貯金見たら

 

「あれ?意外とやべぇ」

 

的な事に気づいたというだけ。

でも、その時もパパにプレゼント代わりに資金援助してもらって回避・・。

 

つまり、全編を通して、

 

  • あいつが嫌い
  • こんな嫌なことがあった
  • 私はこうした
  • こういう事があった

 

というのが話の中心と言うこと。

 

まぁ自伝・回想録なので当然だけどね。

 

かつ、政治の中心にいた訳でもないので、政治状況も特に、

 

革命がどう
革命前夜のイベントでこう

 

・・というのは殆どない。

 

描写で察することはできるけど、明言はない。
あくまで、ほぼ歴史の傍観者なんだ。

 

だから、何がわかるかというと、あくまで基本チラシの裏情報。

勿論弊ブログよりは役に立つと思いますが。

 

でも、この時期に離婚して戻ってきたりとか、色々と革新的な皇女だったのは確か。
ロシア正教って離婚には厳しかったんじゃ無かったっけねー?

 

小さい時からそのような宮廷生活を見て、”長くは続かない、と予感していた” と言うが、それは多分後付けな気がする。

文中に奢侈な生活は出ても、それを批判する様子というのは殆ど出てこない。

 

この皇女様がそれでも後からでもバランス感覚が身についたのは、この時代に珍しく外に出れる機会があったからだ。

外に出ないと比較する対象も無ければ、客観的に見れる機会もないからね。

 

政略結婚の為にスウェーデンで輿入れで出たり、ギリシャのじいじのとこに出かけたり、後は神々の土地のイリナの様に従軍看護婦として働いてみたり。

 

そういう経験が後々に活きて、王宮に戻ったときに擦り合わされてきて違和感の元になったんだと思う。

 

そして、それが皇室に対して半身になれて亡命出来た元だったのかなと。

 

まぁ、16、7の反抗期に勝手に結婚を周りに決められたらそりゃ反発する気もわかりつつだけどね。
ギリシャのじいじも、再婚先にいてマーリヤと離れてたパパも大反対だったみたいだけど・・・

 

この時期の王族は勿論女の子は政略結婚のための道具だから仕方ないにしろ、なんだかねー、という話。

マーリヤはドミトリーも軍に行って寄宿舎に入れば、結局一緒にいれず、お互い別の路であることも考慮して結婚を決めたのもある。

 

ただ、これは結果的に良かったんだと思う。

ドミトリーはほんとイケメンですわ。

 

最後のロシア大公女マーリヤ

 

その後、マーリヤは従軍看護婦として・・と言っても、当然皇女だから最前線すぎる最前線には行かなかったみたいだけど、周りは皇女と知って色々と配慮してくれてたでしょ?これ。

・・・というのは、描写からわかる。

 

戦局が芳しくなくなってからは身辺警護にも周りが気を遣ってたみたいな描写もチラホラ。

それでも、ちゃんと働いてた様子も伝わってくるしバイタリティーあふれる人だったのはわかるね。

 

赤十字の自分たちの食事を見て豪華さから”どこから資金出てるの?”と疑問に思って会計がザルな事に気づいて立て直しを計ろうとしてたり。

 

そして、赤十字の局長が叔母さんだったから、ラッキー!と思って、「ちゃんと締めるとこ締めてただそうよ!」と言いに行ったらまさかの反対の憂き目に合って萎える・・とか。

 

この頃になってくるとバランス感覚が身についているのがよく分かる。

 

一方でその叔母さんはマーリヤのママの遺品だった宝石や衣類などを勝手にうっぱらったりして湯水のように流用してた事も書いてあったりして、外に出ない人間はやっぱり感覚無いのね・・という状況。

 

やはり、政局の中心というかボリシェヴィキとかでないと、革命が起こるかも!というのは分かってもどこで何が起こっているのかはわからないんだね。

 

いきなり町中で騒乱が起きて爆発が起こって、軍隊 と応戦して・・という感じで、何がどうなったの?まぁ多分革命なんだろうけど・・という一般市民の目線でその場に居た状況を見るに、やっぱり多くの人にとっては平和や家族が無事なら他どうでもいいや、的な状況なのがわかる。

 

そりゃそうだ。そこまで、俺が世界を変えてやる、的な人間ばかりでは無いわけで。

 

ただ、革命時にドミトリーが連座していてペルシア戦線に送られる時になってパパのとこに相談しに行ったり、実際にパパに最後挨拶に行ったりとかさ。

 

そういうのは神々の土地の演出でも、ペルシアに行く前に汽車から飛び降りてイリナのとこに来る・・みたいなシーンを彷彿させるし、中々確かにうえくみ先生もこの本は参考にしている部分があることが窺えるかな。

 

マーリヤはドミトリーがブラコン入ってるのか?というくらい好きだし、パパのことも大好きで精神的な支柱だったんだよね。

 

ドミトリーは他に味方がいない中、幼年期に2人で生きていこうという相手だったし、パパに対しても、再婚するときには反対こそ表だって出来なかったけど、再婚を認められない気持ちが強くて、大人になるまではパパと隔たりがあったのも書いてあるし、わかる。

 

でも、最後パパのパーヴェルは幽閉されていて、助かるように計らってもらって話もついていたハズなのに、銃殺されてしまうんだけど・・。

 

最後までそんな家族愛、というか一族愛というのも描写が伝わってくる。

 

後、このマーリヤ皇女は引きを持っているよ、やっぱり。

 

最後亡命するときに、2、3回普通なら絶体絶命だよね、と言う場面で、検閲されなかったり、通してもらえたり、とかすんなり通れる計らいが天からあった。

 

出発が1日遅れていたらきっと見つかって送り返されてた、とか、ホテルが満室だったけど、ホテルが見つかっていたら連行されてたとかそういうのもあったしね。

 

後は、スウェーデン時代にイタリアに慰安や鬱の治療に行ったときに、医者に逆に洗脳されかけてたけど、ふとしたきっかけで洗脳が解けたりとかさ。

引きがあるんだよね、やっぱり。

まぁ、結局それで離婚を決意したり、とか色々と波瀾万丈な人生なわけですが・・。

 

結局、ロマノフ一族は全員革命で殺された訳だから、そのまま残っていたらマーリヤも確実に死んでた。

でも、それでも愛すべきロシアと言い切っている当たり、全てアレはアレで良かったのだ、という天を味方に付ける事ができる考え方をしているんだな、やっぱり。

 

ドミトリーについての描写はイケメン以外があまり無いけど、まぁくん主人公にするにあたってヅカ特有の想像で埋められるから、大して劇についての参考にはしてないな、きっと。

 

ちなみにニコライ2世の暗殺指示はレーニンだけど、一応正式には証拠は無い事になっているらしいですねー。

 

最後のロシア大公女マーリヤ 革命下のロマノフ王家まとめ

 

うん、長い割にはちゃんと話が自叙伝としてまとまっているので凄い。

 

ただ、亡命して汽車でなんとか着いた!で急に終わってしまうので、その後どう、とかあまり描写がそれ以降ないので全く分からない。

 

神々の土地のイリナはマーリヤの叔母のエラ叔母のポジションだけど、話のストーリー的にそこにマーリヤの性格や行動をつけて美女にした感じのキャラ設定であることがわかる。

 

ドミトリーは実際イケメン。
ニコライ2世も実際にドミトリーの従兄弟。

 

ニコライ2世の妻アレクサンドラ皇后はこの本の中には出てこないけど、元々かわいそうな人だよね。

 

ニコライ2世にセルゲイ大公とエラ叔母の結婚式で一目惚れをされた挙げ句、

 

  • 結婚のためにロシア正教に強引に改宗させられる
  • ロシア風に名前をアリックスから変えられる
  • ニコライのパパの逝去で寂しくなって早く結婚したいニコライにせかされる
  • 性格が外向的じゃないのに社交界に出させられる
  • 英語しか話せないが、ロシア語とフランス語(社交界の共用語)を強制的に覚えさせられる
  • ツァールスコエ・セロー(宮殿)で内向的に暮らすと、外に出てこないと周りから嫌み
  • 唯一産んだ息子が血友病
  • ラスプーチンを頼らざるを得ない状況
  • ぬっコロされる

 

ほぼほぼ、数え役満。

こちらも神々の土地のりんきらアレクサンドラそのままなんだよね。

いや、性格はあれほどネチっこいかわからないけど。

 

革命初期のロシアの様子はわりかしよく分かるので時代背景が知りたい人は読んでみると面白いかも。

 

はいからさんとポーの一族も読みかえさなきゃだし、意外と読み物が多い今日この頃。

 

管理人が中学〜高校の時に連載を開始したONEPIECEやBLEACH、あとキングダムとか、なんだか無性に漫画が読み返したくなって全巻読んでたら時間が無い・・・

 

あと、読み返したらホント読みにくい文章で、これからはもう少し読みやすく書こうと思いました・・すいません・・orz