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金色の砂漠 感想 初日観劇して

金色の砂漠、略してコンサバは期待を裏切らなかった・・・花組の今のポテンシャルを最大限魅力を引き出してくれた気がする。

 

さすがウエクミ先生。

 

ただ、言うほど舞台装置の使い方や工夫が雪華抄より感じる部分の点は気づけなくて、まだ管理人の目がザルです、ハイ。

 

後ですね、限られた情報からこの物語の展開を想定できなかった自分の想像力の無さにちょっと笑った。

 

少しパンフ読みだすと展開が薄々そんな感じがしてくる位わかるんだけど、他に確かにこれ以外の展開は難しい。

 

最期の結末をどうくくるかが物語にとって重要だし、やっぱり死ぬんだけど(笑

 

昨日も書いた通りテンプレでの死亡・生存はそちらを

雪華抄・金色の砂漠 初日観劇 感想

雪華抄・金色の砂漠 初日観劇 感想

花組金色の砂漠・雪華抄を初日観劇しました!長くなりそうなので、まず結論から言いますよ。すいませんね・・・毎回・・長くてなんだか自己満におつきあいさせているようで

投稿 2016/11/11

昨日書き忘れたけど、ショーはありそうで舞台降りはないです。

 

ストーリーを切らずに、しかも対比や対称をうまくちりばめながら、序盤コメディもありうまく話を纏めることができていて整っている、ほんと芸術的だった。

 

素敵!

 

にしても、ほんと、金色の砂漠は二人にとってのフランダースの犬でいうルーベンスの絵だったんだなぁ・・・

 

某掲示板でもフランダースの犬みたいに死ぬって予想してた人がいて、その人のすごさに驚いた。

 

花組さんはパンフの出演者コメントに準じた形で本当にお芝居で表現されていて、演出家の言うことも聞きつつ、教科書的に演じる優等生タイプなんだなぁ、と思った。

 

パンフをすみずみまで読めば、いい感じで劇中の想いも読み取れる。

ここからどう発展していくのか楽しみでもあるね。

 

 

 

キャストから見る金色の砂漠

金色の砂漠

 

みりお

 

もうね、アリスの恋人系可愛いコメディタッチか、春の雪系の儚く死ぬかの2択なのよ。

 

もちろん芸の幅はあるんだけど、印象と適役として激しく似合うのはこの究極の選択で最も輝く。旗艦花組我らがみりお。

 

今回のギィは、若さゆえの潔癖的な理想と愛、それに身を任せるがゆえの破滅への疾走。

そして、それでいいと思える若さ。

 

いいね、男なら大抵通って来た厨二病をこじらせた精神の展開で、その精神形成の経緯がわかると思うんだ。

 

じゅんこさんの言った通り、

 

『愛には2種類ある。支配的な愛と捧げる愛』

 

うん、男は支配欲の愛か無償の愛かどちから一方になる傾向はあって、争う気質の人はどうみても支配欲になるんだわね。

 

激しい愛情とプライド。

 

それに身を委ねる復讐に身を焦がす情熱的な厨二を魅力たっぷりに演じてくれた、というか、そのまんま。

 

期待を裏切らない、強く、折れやすく、儚げで美しいみりお。

 

王女かつ母のアムダリヤに

 

『なぜ、あのとき名誉と死を選ばなかったぁぁ!』

 

というシーンとか覿面に来ますよ、ほんと。

 

 

かのちゃん

 

正直言えば、かのちゃんは激昂役が似合わない。

似合わなくはないんだけど、声が激昂タイプになると、こもって感情が伝わりにくく思えてしまう。

 

でも、溢れる感情が伝わるし、わかる。

 

プライドの高く、それでも愛があるゆえに余計それが認められない。

 

まんま、その事前情報の通りなんだけれど、それを表現する術を知らない役でもあり、本人の役幅の表現力でもあると思う。

 

かのちゃんは本当にすっぴんはかわいいのに、化粧映えで損をしていてかわいそうだ。

 

ただ、みりおとの掛け合いや最後のシーンとかで階段でいちゃこらしながら2人で登っていくシーンを見て、2人の仲の良さが伝わってくるところが微笑ましく、美しい。

 

かのちゃんに合っている役だったと思う。

そして、エリザから比べるとエトワールも上達して素敵だった。

 

 

キキ

 

いやぁ、上手になっててびっくりしましたわ。

個人的には、一番の本公演の功労者と言っても過言ではない。

 

すごいよ、と奥様に言ったら

 

『遅いよ、カメロマから覚醒してるよ』

 

とあっさり言われました。ハイ、すいません。

 

歌の上達っぷり、ただし、マイペースに発声して唄える時に限るけど・・・

2人で唄うと、まだ、なぜか弱くなる傾向を見た感。

 

語り部のメタ役とギィの弟とかねるんだけど、優しくて、兄が剛だとしたら弟は柔。

そして、全てを包み込めるデキた大きい人間なんだな。

 

うえくみ先生がキキを評して、生まれ持ったスケール感と評していたのをそのまんま当てはめられた感じになっていて好感度大。

 

恵体だからね、それもまたいい方向に進化してきた感じ。

 

劇中では、べーちゃんとの関係が微笑ましく、もどかしく。

愛の形はこちらは無償の愛を演じているんだけど、それはそれで綺麗で素敵だった。

 

ストレートに『私はあなたを、愛しています』と言って似合うキキが大人。

 

こりゃあったとしても、美弥ちゃん降ってこれないんじゃ・・という感覚。

いい感じの成長を見せてくれました。

 

 

カレー

 

やっぱり、華と何かがあるからね。

階段踏み外して落ちても、全てがいい方向に向く。

 

今回はそこまで武勇にそこまで優れないテオドロスの役だったけど、権謀術数に優れたタイプで、かのちゃんの愛も取れず、自国での立場もそこまでなく・・という、もやもやを抱えた役を綺麗にこなしてた。

 

紺色の服が映えて、金髪の髪の色と対照的でかっこいいんだよね。

 

ただ、劇中のセリフもよく何言っているのかわからないところはあったし、唄はまだ上達が見られないといっても過言ではないと思う。

 

そろそろキッカケが欲しいと感じるのはその分の期待の現れなんだけどな。

 

個人的な好みとしては、顔的には実は管理人はあまり好きではない系統。

でも華があってやっぱり素敵。

 

貫禄がついて来たからそれに見合うパラメーターと実力が欲しい。

なんだろう、棒ではないのに、棒に感じさせてしまうのがほんと惜しいんだよ。

 

中心人物の割には、最後はヘタレであまり見せ場がない役だったね。

でも、らしい、という役だったよ、今回も。

 

 

ちなつ

 

王様めっちゃかっこよかった。

 

脳筋系王様だけど、華というかうまさと貫禄があって、”強い王様”と言うのをカンベキに演じてくれたと思う。

 

ああいう王様がいるから、周りがいい感じに映るんだよね。

最期にギィに殺されるシーンもすごく感情がこもってて、その場面の演出も良かったし、王様としての在り方も良かった。

 

アムダリヤのゆきちゃんのことを好きなのが伝わって来るよね。

 

 

その他キャストも素敵

 

たそのいい人ぶりと面白さ、太っている役としてのコミカルな演技。

キキをかばって斬られてしんじゃういい人っぷり。

 

『でも、痩せない・・』

 

のセリフはみんなほっこりして、あんなの笑うわ!

ってか、写真のスチール具合が完全に専科の貫禄(笑

 

金色の砂漠

 

でも、黒燕尾だとキキの後ろでかっこいいんだよなー。

 

あとは、あきらのそのままっぷり。

 

何見ても遠山の金さんに見えるし、おとくりちゃんにいじめられて嫌がらせをしている小物っぷりがかわいい(笑

 

後なにげに、また攻め戻った時に、何も持たないおとくりちゃんに足踏まれて撃退されているところとか、細かい仕草も今回はかわいい、あきらかわいいよあきら。

 

じゅりあ姐さんのきっぷの良さと、マイティのかっこよさ。

なみけーもこういう泥臭い役の格好は似合ってかっこよかった。

せのほのコンビもよかったしね。

 

舞空瞳ちゃんはもう将来の娘1候補で引き立てられている所に、なんというか、ダントツ感を感じた。セリフあるし、かわいいし。

 

今回の組長は、モブで後ろで”えっ?”ていう顔をしているいつもの役じゃなくて、イヤな役の家庭教師だったけど、うまかった。

 

おお、そこでまた出てくるか!というドス黒さがあって、さすが組長と感じたよ。

 

後、おとくりちゃん、本当に丸い。

イヤなお嬢様な感じの役の仕草も丸い。

 

 

金色の砂漠のストーリーのよさ

金色の砂漠

 

あらすじはまた今度として、話のつなぎがスムーズでテンポよく進むと言うよりは、開幕のラクダと同じでぬるぬると進んでいつのまにかフィナーレまで持って行かれてしまう感じ。

 

シームレスに場面が切れる所を想い浮かばず、現実に引き戻されない話の流れのうまさを感じた。

 

あとは、手前でお芝居を続けている後ろの装置の上での回想シーンとかね。

 

前王がちなつちゃんのジャハンギールに殺されて、アムダリヤのゆきちゃんにこども2人の生存を条件に妃になれ!とせまるシーンとかさ。

 

あ、ネタバレさらっとしとくけど、

 

ギィとジャーは前王とアムダリヤとの間の子です。

 

↑テキストの色は白になってるので、マウスとかで反転させてください。

 

ああ、場面をフルに変えずに、装置を回しながらこんな半分ずつに区切った舞台でも話を進められるんだ、とか、いい感じの演出もあってね。

 

あとは砂漠が布で表現したり、ライトの揺らめき具合で綺麗に見せたりとか、その場面で砂漠の魂たちがどこに行くの?と囁く所とか、奥行きを感じることができた。

 

ストーリーとしては、トップと娘1が死につつも、解放された魂が2人で仲良く天に召されるなど、完全なSADストーリーではなく、ちゃんとカタルシスで回収しているのもいい話のポイントだと思う。

 

やっぱり、幸せな顔のトップや娘1を見てENDが美しいと思うもの。

 

悪く言えば厨二病をこじらせたみりおの潔癖的な愛と理想が破滅をもたらしたことに、自分でも気づきつつも、それでいいという若さ。

 

春の雪や星逢みたいに、大人が感情を殺した部分を推察して泣く、という感じてはなく、若さゆえの激しさと愛を前面に押し出して行く姿勢が、これはこれで良かった。

 

かのちゃんの純真さとプライドゆえの傲慢さが邪魔をしていて、素直になれない。

でも、性格的にも激しいお嬢様タイプ。

 

みりおの相手としては、激しさと激しさのぶつかり合いになるという形で新しいんじゃないかな、と思った。

 

あまりないパターンに感じたのはそのせいだな、きっと。

 

そして、劇中で対照的に弟を置いて、そちらでは包み込むゆえの優しさと愛。

 

『兄さんたちが羨ましい』

 

というジャーのキキが、それほど素直に自分の気持ちをぶつけられないもどかしさを感じさせてまたいいんだ。

 

また、ある時には、

 

『兄さん、自分の身をわきまえろよ』

 

とドスを効かせて釘を刺す強さ。本当にできた弟や・・・

 

それだけに、最後の呼びかけのシーンはもっと激昂するか、もっと淡々とするか、どちらかに振ってもいいんじゃないかなーと、感じた。

 

そこだけ、棒に感じてしまったので。

 

あとはストーリーで唯一、わかりにくい所というか違和感のあるシーンといえば、新王即位式の朝に、タルハーミネの花乃ちゃんが砂漠に出て行ってしまう所。

 

できない男だからなのかなー、女心がわからんというのは劇も実際も同じ(爆

 

結局、ギィの復讐はなったんだけれども、タルハーミネは以前のアムダリヤと同じ条件での状況に置かれた事になって、きっとギィのなかではカタルシスがなったと思うんだよね。

 

若いからそれが歪みをもたらしていることもわからずに。

それも、またいいんだけどさ。

 

タルハーミネは死んだと思っていたギィが戻って来た、しかし敵として。

そして、父の仇として。

 

それでも、以前の愛しさが溢れ出して、劇場型の愛がもどりつつもあり、でも、結局プライドの高かったタルハーミネは愛も状況も復讐も認められない。

 

結局、周りに人がいる中と、現在の置かれた環境の中ではプライドが邪魔をして、ギィに対しての愛に素直になれなかったから、砂漠へ出た。

 

・・とか理由を探してしまう。

 

このあたり、どうなんだろう、雰囲気ゲーみたいな感じで、それはそれでいいのかな。

 

あとはじゅりあ姐さんの『お前の剣は熱いねぇ』と違いをすぐに悟ったのは、ただの一目惚れなんじゃないか、とかあっさりと感じてしまった。

 

その場面でもマイティはかっこいいんだよ、ほんと。

カレーと同期かつ同じ組だったということだけは本当に不運としか感じられん。

 

 

金色の砂漠 感想 初日観劇してまとめ

 

すいません、管理人は一度見ただけだとわからないおバカなので、もう一度今日見て来ます。いや、見れて嬉しいんだけどね。

 

ただ・・ね・・・

 

2公演の日の土日で10時ちょっと前について、15時公演の当日席が買えるのはちょっと悲しい。今の動員力は、やっぱり雪が強いのかなぁ。

 

まぁe+の貸切だけど、当日券も買える・・・程度だから、逆に人が来なかったのかな。

ただ、行った時間だと11時公演もSの補助席は空いてたね。あとは立ち見。

 

花組もいいよ、ほんと。

たそを見になんどでもいくのさ。